歯科口腔外科(3)

08:歯茎(はぐき)の変形、欠落

歯茎の異常、歯周病やその他の理由により歯茎が元ある位置よりも大きく下がり、歯を支える事ができなくなる等の症状の場合や、元々歯茎の肉厚が薄く、日常の歯磨き等で傷つき易い、または一般的な歯科治療が行いにくいといった場合に、他の歯ぐきを切除・移植し回復させます。ご相談いただいた症状や状況に応じて適切に診療・治療にあたります。

09:歯の欠損(大小を含む)

欠損の箇所、患部等を診療・治療します。欠損した場所や大きさ、ひびが入っていないか、歯の神経に影響がないか、様々な観点からチェックを行い、元に戻す処置や治療法、材料の選択肢についてご案内します。欠損した歯が手許に残っている場合は、診療時にお見せください。原因をおうかがいしながら対処を致します。

10:歯の欠落、喪失

何らかの原因により歯が取れてしまった、抜けてしまった、口内の部位ごと部分的に喪失してしまった等、患部の状況により診療・治療します。
歯の修復や回復には様々な方法・選択肢があります。元の状態と同様にしっかり噛む事をご希望の場合はインプラント手術をご案内しています。症状によっては他の選択肢の方が適切な場合もありますので、しっかりと相談にのりながら処置にあたります。

11:歯周病

歯周病が重症化すると顎口腔内への影響に留まらず、心疾患や胃腸障害、その他の病気と連動し身体を蝕んでしまう場合があります。(※タバコを常用されている場合は、プラークが発生し易くなり、細菌の温床になりますので、注意が必要です。)予防歯科的に普段から適切な歯磨きや通院による定期的な歯石・プラーク除去を行っていれば、重症化する事はまれです。状況に応じ適切に診療・治療致します。

12:その他

大きなケガが原因ではなく、歯に負担のかかる生活習慣や寝ている間の歯ぎしり等、本人の意識しない内に口腔内の状況が悪化する事があります。

舌のしびれ、部分的な無感覚、慢性的な持続性の無い痛み、特定の動きや行為の際に起こる痛み等、日常的な自覚症状がない場合は適切な治療手順がふめない事もあります。

特に治療を行っている途中で正しく治癒せず治療を中断(完治しない状況で通院しなくなったり)した場合は、歯の内部では菌の繁殖や神経への浸食等、様々な悪影響が起こります。それが原因で歯の奥に膿が溜まる歯根嚢胞(しこんのうほう)等が起きる可能性もあります。

初期診療の段階で詳しく経緯をご相談下さい。症状・状況に応じて適切に診療・治療にあたります。